2009-06-06
日本ばし「やぶ久」
経堂「経堂」ははるばる出かけたにもかかわらず、たまたまその日は臨時休業。一度目は早仕舞いで入れず、2回目はかろうじて食せたが、3回目はお休み。庵主の日頃の行いがよほど悪いか、ご縁がないか。それだけに渇望感が高まるのも事実。
さて、気を取り直して都心に戻り、日本ばし「やぶ久」に初めてお邪魔する。なるほど明治三十五年創業と言うだけの歴史を感じさせる雰囲気の店内。時間も遅かったのでとりあえず「もり」1枚を頼む。麺は標準の切幅、色は淡目ながらもしっかりとした蕎麦の色。エッジも綺麗に揃っている。麺だけを口に運ぶとまず最初に感じるのはほとんど「茹でむら」かと見まごうほどのコシである。そして圧倒的な蕎麦の風味。おもわずつゆ抜きでそのまま一枚行ってしまいそうであった。つゆはそれだけを舌にのせると「やや甘い」と感じるが、この麺とはとても相性がよくしっかりと絡む。そして薬味の葱を加えたところで、味のハーモニーが完成する。わさびも上質だが、それは使わずに麺・つゆ・葱の絶妙なバランスを堪能したいものだ。こんな銘店を見逃していたこと自体が庵主の行いの悪さと言えよう。
日本ばし「やぶ久」 東京都中央区日本橋2-1-19 03-3271-0829
さて、気を取り直して都心に戻り、日本ばし「やぶ久」に初めてお邪魔する。なるほど明治三十五年創業と言うだけの歴史を感じさせる雰囲気の店内。時間も遅かったのでとりあえず「もり」1枚を頼む。麺は標準の切幅、色は淡目ながらもしっかりとした蕎麦の色。エッジも綺麗に揃っている。麺だけを口に運ぶとまず最初に感じるのはほとんど「茹でむら」かと見まごうほどのコシである。そして圧倒的な蕎麦の風味。おもわずつゆ抜きでそのまま一枚行ってしまいそうであった。つゆはそれだけを舌にのせると「やや甘い」と感じるが、この麺とはとても相性がよくしっかりと絡む。そして薬味の葱を加えたところで、味のハーモニーが完成する。わさびも上質だが、それは使わずに麺・つゆ・葱の絶妙なバランスを堪能したいものだ。こんな銘店を見逃していたこと自体が庵主の行いの悪さと言えよう。
日本ばし「やぶ久」 東京都中央区日本橋2-1-19 03-3271-0829
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