2009-08-11
シエナのカンポ広場

<カンポ広場のプッブリコ宮>
1週間後に迫ったパリオ(カンポ広場で繰り広げられる競馬)の準備に余念のないシエナを訪れた。写真の手前に見える「柵」はまさに「馬場」を仕切るために準備されている。広場を取り巻くカフェにも既に階段状の観客席が組み上げられている。8月16日には広場全体が臨時の競馬場と化するのだ。不思議なのはこの広場全体が市庁舎のある方向に向けてかなりの角度で傾斜していることだ。「地球の歩き方」には「緩やかに傾斜している」とあったが実際に見ると相当な角度で傾斜していることが分かる。パリオ当日、競走馬はかなりきつめのRと相当なアップ・ダウンのある馬場を走ることになる訳だ。

<シエナのもうひとつの象徴、ドゥオーモ>
12世紀から約200年をかけて完成されたドゥオーモ。ファサードの素晴らしさは写真をご覧いただければ言うまでもないだろう。だが実際に観ると圧倒的な3D空間に驚嘆させられる。写真もテレビもない時代、これを目の当たりにすると神の世界を実感せざるを得なかったであろう。
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