2009-06-03
巴町「砂場」
何年かぶりに巴町に伺った。相変わらずお昼時はお客さんの出入りが絶えない。久しぶりにお邪魔したからには「趣味のとろそば」を頼まない手はないだろう。ふんわりとあわ立ったとろろのつけ汁が刻み海苔のかかったおせいろと共に運ばれてきた。砂場さんらしい切り幅やや細めの白っぽい蕎麦である。これをそのまま食してみるとほのかな蕎麦の香りとちょうどいい具合の歯ざわり、極上の麺であることが分かる。この蕎麦と先ほどのあわだったつゆとの相性が抜群によろしい。
思わずおせいろのお代わりをお願いしようとお花番に声をかけたが、ふと「うどん」はいかがなものかと2枚目はうどんせいろをお願いした。しかし、「うどん」というと今やASWを使った讃岐風のグルテンのコシが利いた麺に慣れてしまった庵主にはこの真っ正直なうどんはやや迫力がなかったと言わざるを得ない。でもこれは東京屈指の巴町でお蕎麦でお代わりしなかった庵主が外道というもの。女将さんが「つゆが余ったらこっちにかけてみては」と気を利かせてくれた小さなお茶碗のご飯のお陰でとろろの最期のひとしずくまで堪能することができた。
思わずおせいろのお代わりをお願いしようとお花番に声をかけたが、ふと「うどん」はいかがなものかと2枚目はうどんせいろをお願いした。しかし、「うどん」というと今やASWを使った讃岐風のグルテンのコシが利いた麺に慣れてしまった庵主にはこの真っ正直なうどんはやや迫力がなかったと言わざるを得ない。でもこれは東京屈指の巴町でお蕎麦でお代わりしなかった庵主が外道というもの。女将さんが「つゆが余ったらこっちにかけてみては」と気を利かせてくれた小さなお茶碗のご飯のお陰でとろろの最期のひとしずくまで堪能することができた。
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