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2009-06-03

霞ヶ関「出羽香庵」

「蕎麦三昧」の情報更新も兼ねて虎ノ門から霞ヶ関に移転した「出羽香庵」にお邪魔した。ちょうど首都高「霞ヶ関」の入り口と霞ヶ関ビルの間に建つ「新霞」に新しいお店はある。虎ノ門の山形県の物産を紹介する「ゆとりろ」の一角にあったときに比べると、現在のロケーションは残念ながらちょっと風情に欠けることは否めない。しかし、自慢の「板そば」は相変わらずムッとするような蕎麦の風味豊かでコシもあり、蕎麦だけでいただいても十分に楽しめるところは以前どおり。本格的な板そばを東京で召し上がりたい向きにはお勧めのお店である。

千代田区霞ヶ関3-3-2 新霞ヶ関ビル1階 03-3504-8715

ちなみに「ゆとりろ」自体は銀座1丁目に移転し、「おいしい山形プラザ」 として再出発している。
こちらは 03-5250-1750にお問い合わせを。

2009-05-31

築地「さらしな乃里」

昨年末以来となる築地「さらしな乃里」に会社の同僚とお邪魔した。辛み蕎麦を頂いた。麺のレベルの高さは以前のまま。相変わらず水切りがやや不十分なところも変わっていなかったが、トータルのクォリティとしては非常に高いものがある。もう今の場所に引っ越して5年にとのこと。月日の経つのは早いものだ。

Il tempo vola!

新しい住所:中央区築地 3-3-9 電話:03-3541-7343

2009-05-31

能 「忠度」 (於 矢来能楽堂)

5月23日(土)に神楽坂の矢来能楽堂で「忠度」を観た。高校での平家物語の授業の中でもとりわけ印象深かった「忠度都落」が懐かしく、この一曲はどうしても観ておきたかった。

お能は最近になって観るようになったばかりで、パフォーマンスの善し悪しは未だよく分からない。それどころか一曲の間に記憶が途切れる瞬間が幾度となく訪れるのが正直なところ。

とは言え笛や鼓などのお囃子や地謡を聞いているだけでとても何とも言えない心地良さである。とりわけ笛の音が好きである。(この心地よさがまた眠気を催す原因であるのだが・・・)
誰かが言うように、能楽堂で能の舞台を観ながらうたた寝するのが一番贅沢な時間の過ごし方かもしれない。

それにしても、矢来能楽堂のコンパクトな造りには驚いた。開演ギリで着いたので空いていたのが正面最前列だったが、そこから舞台の端まで1メートルぐらいしかない。足を伸ばせば階(きざはし)に載ってしまうのだ。(お行儀が悪いのでもちろん我慢したが・・・)聞けばこの能楽堂は個人の所有だとか。能楽堂を所有し、上手な演者の舞をみながらうたた寝をする、これぞ至高の贅沢ならまし。

行き暮れて 木(こ)の下蔭を宿とせば 花や今宵の主ならまし 忠度

さざなみや 志賀の都はあれにしを 昔ながらの山ざくらかな 読人しらず (千載集)

2009-05-31

念願のフィレンツェ再訪

P1011119_small.jpg
<サンタ・マリア・デラ・ノッベラ>
とうとう念願のフィレンツェに行った。前回は1995年の2月頃だったと思うのであれからもう13年も経ったのである。しかしそんな時の流れを全く感じさせない美しいフィレンツェであった。
東レでアルカンターラのブランドを立ち上げられた小林元氏の「イタリア式ブランドビジネスの育て方」という本がきっかけでどうしてもイタリアの空気を吸いたくなった。1日半しかなかったが、いろいろな方に助けられてとても充実した時間を過ごすことができた。
会社の同僚や現地でご案内いただいた皆さんに心から感謝している。
(この記事は2008年4月7日に書いたものです)
プロフィール

瑠璃松(無住庵 庵主)

Author:瑠璃松(無住庵 庵主)
蕎麦屋案内サイト「蕎麦三昧」庵主が伝統芸能(文楽、能楽、歌舞伎、長唄など)と歴史と文化の国「イタリア」について熱く語ります!
蕎麦に関する記事は拙ブログ「そば処探訪 名店の今昔」に転載、新しい記事もそちらにアップして行きます。

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